VS Code Onlineとは何か
VS Code Onlineは、マイクロソフトが提供するサービスで、ブラウザ上でVisual Studio Codeを使うことができます。これにより、どんな環境でも作業を再開することが可能になります。
VS Codeとは
Visual Studio Code (VS Code)は、マイクロソフトが無料で提供しているテキストエディタで、世界中のエンジニアの中でも利用者が多い人気ソフトです。VS Codeは以下の特徴を持っています:
- オープンソースであり、誰でも無償で利用することができる。
- Windows版・macOS版・Linux版と各OSに対応している。
- 多くの言語に対応している(英語、日本語、フランス語、ドイツ語、中国語、ロシア語)などその他、各国の言語に対応している。
- 拡張機能が豊富(デバック機能、コード補完、ソースコードのシンタックスハイライトなど)
- 軽量で早く動く(余計な機能は最初から省かれているので、ストレスなく動く)
VS Code Onlineの特徴
VS Code Onlineでは、VS Codeと同じように多くの拡張機能が利用できます。また、ユーザー設定もローカル版VS Codeから引き継ぐことができます。VS Code Onlineでは、最初からTerminalでBashが利用可能で、環境はDebianのようです。
VS Code Onlineを利用するには、「Microsoftアカウント」と「Azureサブスクリプション (課金設定)」が必要です。VS Onlineを利用するには、下記から「Plan」と「Environment」を作成していきます。
VS Code Onlineは、VS Onlineを起動していた時間に対する従量課金のようです。例として環境の有効時間が730時間 (丸1ヶ月)で、うちアクティブ時間が100時間 (5時間×20営業日程度)で約5,628円とあり、一般的な開発にフルで使った場合はだいたいこれくらいになるのではないかと思います。
以上がVS Code Onlineの基本的な説明となります。これにより、どこからでも安全にコードを編集し、プロジェクトを管理することが可能になります。.
PythonとVS Code Onlineの組み合わせの利点
PythonとVS Code Onlineを組み合わせることで、以下のような利点があります:
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クラウド上での開発: VS Code Onlineを使用すると、どこからでもPythonのコードを書くことができます。自分のPCだけでなく、他のデバイスからもアクセス可能です。これにより、場所に縛られずに開発を行うことができます。
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環境設定の簡素化: Pythonの開発環境を設定するのは時間がかかることがありますが、VS Code Onlineでは、必要なツールがすでにインストールされています。これにより、新しいプロジェクトを始める際の準備時間を大幅に短縮することができます。
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拡張機能の利用: VS Codeは多くの拡張機能を提供しており、これらの拡張機能はVS Code Onlineでも利用可能です。Pythonのコードを書く際には、Lintingやデバッグ、コード補完などの機能が役立ちます。
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リアルタイムのコラボレーション: VS Code Onlineでは、複数の開発者が同時に同じコードベースで作業することが可能です。これにより、チームでの開発が容易になります。
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統一された開発環境: すべての開発者が同じ環境を使用することで、”私のマシンでは動作する”という問題を避けることができます。
以上のように、PythonとVS Code Onlineの組み合わせは、開発の効率化と便利性を大幅に向上させることができます。.
Python環境の構築方法
Pythonの環境構築は次の4ステップで行います。
Step1: Pythonをダウンロード
まずは自分のパソコンに、Pythonのパッケージをダウンロードします。
Step2: Pythonをインストール
ダウンロードが完了したら、そのファイルをクリックして開きましょう。インストール時には、「Add Python.exe to PATH」というチェックボックスがあるので、必ずチェックを入れてください。
Step3: コマンドプロンプトを起動する
Windowsの場合は、「コマンドプロンプト」を起動させましょう。
Step4: Pythonが正しくインストールされているかチェックする
コマンドプロンプトで python --version
を入力し、「Enter」キーを押してください。画面に「Python 3.11.6」と表示されれば、Pythonのインストールが正常に完了しています。
以上がPythonの環境構築方法です。これにより、自分のPCがあればどこでもPythonコードを書いて、自分のプログラムを開発できるようになります。.
VS Code OnlineでのPython開発の始め方
VS Code OnlineでPython開発を始めるには、以下の手順を実行します。
Step 1: Pythonのインストール
まず、Pythonをインストールします。Pythonは公式サイトからインストーラーを入手して以下の手順でインストールします。
- 公式サイトからインストーラーをダウンロードします。
- インストーラーを実行し、画面に従いインストールを実行します。
Step 2: VS Codeのインストール
次に、VS Codeをインストールします。公式Webサイトからインストーラーをダウンロードし、以下の手順でインストールします。
- 公式Webサイトからインストーラーをダウンロードします。
- ダウンロードが完了したらファイルを実行します。
Step 3: 日本語化拡張機能のインストール
VS Codeが起動すると、左側のサイドバーから拡張機能のアイコン部分をクリックし、「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を検索し、インストールします。
Step 4: Python拡張機能のインストール
同様に、Python拡張機能をインストールします。サイドバーから拡張機能のアイコン部分をクリックし、「Python」を検索し、インストールします。
以上がVS Code OnlineでPython開発を始める手順です。これにより、VS Code Online上でPythonコードを書き、実行することが可能になります。.
VS Code OnlineでのPythonプロジェクトの実行方法
VS Code OnlineでPythonプロジェクトを実行するには、以下の手順を実行します。
Step 1: Pythonファイルの作成
まず、新規Pythonファイルを作成します。VS Codeを起動し、「ファイル」メニューから「新規ファイル」を選択します。作成したファイルに .py
形式で名前を付けます。
Step 2: Pythonコードの記述
作成したファイルにPythonコードを記述します。例えば、print('Hello Python!')
といった簡単なコードを書いてみましょう。
Step 3: Pythonファイルの実行
記述したPythonコードを実行します。ファイル内で右クリックし、「Run Python File in Terminal」を選択します。これで、このPythonファイルが実行されます。
また、ショートカットキーで実行する場合は、command + A
で全てを選択したあと、shift + Enter
で実行します。
Step 4: デバッグの実行
VS Codeでは、デバッグを行うことも可能です。デバッグを行うにはまずブレークポイントを設定します。ファイルを開きプログラムを止めたい箇所の行番号の左側でクリックすると、ブレークポイントが設定されます。
次に左側のアクティビティバーのデバッグアイコンをクリックします。実行とデバッグのサイドバーが表示されるので、「実行とデバッグ」ボタンまたは F5
をクリックして、エディタ上部に表示されるコマンドから「Python file」を選択します。するとプログラムが実行され設定したブレークポイントで止まります。
以上がVS Code OnlineでPythonプロジェクトを実行する手順です。これにより、VS Code Online上でPythonコードを書き、実行することが可能になります。.